東京IPOトップインタビュー:(株)トレードワークス(3997・ジャスダック)

株式会社トレードワークス(2017年11月29日上場/東証ジャスダック:3997)

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事業概要

  • PCやスマホに対応した個人投資家向けオンライン株式取引システム開発
  • 証券会社や金融情報システム会社、FX会社へのシステム開発・保守・運用
  • 情報漏洩・不正侵入、不正操作の診断サービス

3997

↑代表取締役社長 浅見 勝弘

社長の素顔

1957年8月2日生まれ。埼玉県出身。

エンジニアとしてキャリアをスタートした浅見社長が社員に求めるのは“Trial & Error”の精神。「何かにチャレンジをして失敗したとしても、エンジニアが論理立てて考えたことであり、それを実証しようとチャレンジする姿勢は大事ですから、絶対に責めることはありません」と言う。

金融IT業界にイノベーションを起こすエンジニアチームを育ててきた浅見社長だからこその揺るぎないビジネス哲学が伺える。


ココに注目!!

  • フィンテック分野での音声認識技術活用や仮想通貨取引関連のシステム開発を視野に
  • 業務に精通した金融系システムエンジニア集団として業界屈指の実力  
  • 金融系エンジニアの採用と育成により受注件数増を狙う

——— 事業と強みを教えてください。

弊社は、主力事業としてPC、スマホ、タブレットに対応した投資家向けのオンライン株式取引システムを証券会社やFX会社向けに開発、保守、運用を行っております。また、個人情報等の漏洩や第三者によるシステムへの不正侵入・不正操作の危険性を診断するサービスを提供しております。

弊社の強みは、証券取引基盤システム、情報システム、投資家向け画面、通信システムといった証券取引に必要な機能を一貫して自社開発していることから、低コストでの提供が可能であることが挙げられます。さらに、スマホアプリや投資関連情報コンテンツなども他社製品を導入する必要のないオールインワンシステムを提供している点や、カスタマイズを安全かつ容易に行えるシステム構造を実現しておりますので、各証券会社には、独自色を出していただける点も特徴です。

良いシステムの開発には優秀なエンジニアの存在が必要不可欠な条件であると考えております。現在、エンジニアの人数が限られているため、今後はより積極的に採用活動を行い、即戦力につなげていきたい。また、金融業務の知識を持ったエンジニアを育てることにも力を入れています。 米国のIT企業でも、プログラムを書けるエンジニアがマネージャーになるなど、より実務レベルでのニーズを自分で吸い上げて自分で応えるマネージメントの人材が増えており、それが企業の競争力にも繋がっていると思います。

——— 業務知識あるエンジニアを育成することに重きを置いています。その背景をお聞かせください。

もともと、トレードワークスを立ち上げた背景に、エンジニアを育てたいという想いがありました。「業務を熟知するエンジニアが解決策を握る強い存在になる」という前提で立ち上げました。お客様からの「こういう仕組みが欲しい」と要望を理解できて、その打ち合わせの帰りには頭の中で設計しはじめ、プログラムを書き、翌日には「こういう仕組みでしょうか」と見せられるスピード感を出せるのは、業務知識をもったエンジニアにしかできません。

しかも、エンジニア自身がお客様と直接会話をして、責任を持って書いたプログラムを日々の業務で使ってもらえるというのは、独立する意識の高いエンジニアにとっては冥利につきるわけです。

私自身、もともと米国東海岸に本社があるIT企業でエンジニアをしていました。金融系のネットワークコンサルタントをしていたので、証券取引などに使われるコンピューターにも精通しておりましたし、技術的に日本がどれだけ米国から遅れをとっているかを目の当たりにしてきました。

技術面だけではなく、人材面でもポテンシャルを最大化すれば、企業成長につなげることができるということを、体現したい。

弊社でも、フィンテックや仮想通貨においては、研究開発をしておりますが、金融市場にはこうした新しい世界が広がっているので、金融知識に特化したエンジニアを育てることは、弊社の成長の要になります。エンジニアにとっても、やりがいを感じてもらえる業界と考え、この世界に軸足を置くことにしました。

プログラマー、セールスエンジニア、プロジェクトマネージャーなど、役割や階層がある分、コストも時間もロスが生まれている。業務知識のあるエンジニアが責任を持って開発すれば、ワンストップで解決できるわけです。当然、お客様が負担するコストは下がりますし、開発期間も短くなります。

様々な背景があって、業務知識のあるエンジニアを育てることに重きを置いていますが、人材あってこそ会社は成長しますし、その成長を支える人材が満足できる会社でありたいと思います。

——— 個人投資家様へのメッセージをお願いします。

人を育て、育てた人材が事業を育てる。こうして弊社は成長を遂げてまいりました。フィンテックやAIといった、最先端技術における開発に着手はしておりますが、それができるのも人材あってのことであり、世界で勝負できるエンジニアをどんどん育てていこうと思っております。

これからも、堅実に着実に事業を伸ばしてまいりますので、長い目で見守っていただければ幸いです。


(掲載日 2017年11月28日)

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