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Tokyo IPO
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【緊急】2004年IPO銘柄崩壊、再投資のチャンスは来るのか?
東京IPO編集長 西堀 敬

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今日の東京株式市場は先週に引き続き大変な相場展開となった。その中でも2004年のIPO銘柄は総崩れの状態となった。年初からのIPO銘柄51社のうちストップ安になった銘柄が21社も出てきた。東証1部上場銘柄に比べて活況を呈していたIPO銘柄群であるが、ここにきてフェアバリューを再認識する必要がありそうだ。
株価はどこまでも下げつづけるものではない。仮に公募・売出価格がフェアバリューだとすると、決算発表され翌期の業績予想が出された段階で、業績が変化した分だけは最低でもバリューが上がるはずである。もちろん、公募・売出価格は主幹事証券会社の営業戦略もあってかなり低めに設定されているので、その水準から業績変動分だけを上乗せした株価ではまだ割安感が残るに違いない。
とは言え、たぶん業績変化分を織り込んでもまだまだ割高な銘柄が多いことも否めない事実である。IPO銘柄への投資に関しては、高成長を期待できる銘柄も多く、決算発表後に株価が落ち着いたところから始めても遅すぎることはないだろう。読者の皆さんには、スローなインベストメントに徹していただきたい。


東京IPO編集長 西堀敬 nishibori@tokyoipo.com

 


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