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過熱感か投信設定か
東京IPOアルバイトの鰊

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皆様、ややご無沙汰しております。鰊です。
祝!!阪神マジック点灯&ストップ高で大騒ぎな毎日で、背中から「これだから関西人は・・」と聞こえてきます。

ところでマーケットはここのところ大商いが続いております。SQ日に記録した30億株は暫くは大記録だろうと言っていたのも束の間。前場静かでも、後場に爆発する銘柄もあり、てんてこ舞い。住金(5405)なんて、もう天井、もう天井と言いながら大変なことになってます。

ちなみにマーケットの話でちょっと危機感を覚えるのが、決算間近のヘッジファンドの買い。

ヘッジファンドは11月、12月決算(&キャッシュ流出入)が多いので最後の一仕事の最中。なので11月前半から売りが出始めるとの見方があります。あと彼らがやるべきは、さらに日本株を上げることと円高を誘導してドルベースの日本株資産を増やすことでしょうか(為替を動かすのは難しいですが)。
その上で一気に売る。

元々テクニカルアナリストが「何もコメントできない」ほどのの過熱感で、いつ調整するかこちらとしてもヒヤヒヤして見ております。いつ投げ売りが入ってもおかしくないし、一度下がれば空売りもしやすい。
今回の日本買いのきっかけが「世界レベルでの出遅れ」なので、天井感が読みにくいのが難点です。
完全に外国人の需給次第。過熱感をどう読むか。勘では13500円にタッチして・・とか思ってます。

ところが、来週末から力強い国内の買い材料が誕生します。
それは、郵便局の投信販売開始。

はっきりいって未知数ですが、規模が規模だけに野村・大和・GSのファンドにどれだけ買いが入るのか注目しています。本音をいえばあんまり売れてほしくありませんが(理由はご想像にお任せします・・・)。

野村證券単独でも1000億円集まるし、下手したら1兆円届いたり。まあ資金が郵便貯金から流れる分にはよしとしましょう。

ちなみに、9月の配当落ちに伴い「好配当」ファンドの設定も増えます。ボーナス戦線で7月に設定された時もそこそこの買いを演じてくれたようですし、期待したいものです。最近は、増配企業も増えてどの企業を好配当とするのか読みにくいので楽しみが減ってますが。

やはり、マクロ指標よりも、テクニカルよりも最終的には需給が一番影響力ありますね。
国内機関投資家が出てこない?その理由は機会があれば触れたいと思います。

しかし、この時期に郵便局の投信設定とはタイミングが悪いですね。ベンチマークに勝っていても元本が目減りすれば、文句の一つも言いたくなるもの。パッシブだから許されるわけじゃないし。
ファンドマネージャーからすると痺れる師走になりそうです。

東京IPOアルバイトの鰊

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