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新規公開株式情報の東京IPO
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外国人動向とアメリカの感謝祭は無関係?
某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)

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年末に向けてIPOラッシュが始まりますが、皆様、資金繰りは万端でしょうか?発行株数の少ない企業を狙うのか、敢えて人気薄の企業を狙うのか、「IPOで今年の戦績を一転黒字に!!」という方もいらっしゃるようです。

となると、気になるのは「東京IPOの一押し企業!!」ですが、そういったテーマは編集長にお任せするとして。
(東京IPOはそういうサイトではありませんが・・)

さて、先週は日本もアメリカも休日を挟み、なんだか半端な一週間でした。
特に、アメリカは感謝祭翌日のマーケットが半ドンで日本以上に「働く気がしない」一週間だったと思います。

こういう時にマーケットでよく言われるのが、「外国人の参加者減による手詰まり感からこう着状態が続く」とか「休み前でポジション解消売りが出る」というコメントです。

実際、日本のマーケットはダラダラと下げた後、金曜日にピョコンと上昇しましたが、「方向感のない膠着した地合」という言葉で表現できる一週間でした。
出来高も限定的でエネルギーがない相場だったともいえます。

が、しかし、だけれども。

この膠着具合、先々々週と似ております。その週は出来高43億の日を含んだ週で、出来高的には超高エネルギーの週でした。

また、一般的に外国人の参加者を表す指標として用いられる、「寄り前の外国人動向」も、先週と先々々週では「明確に参加者が減った」といえるほど、大した差は見られませんでした。
アメリカが完全にお休みモードなのに。
(個人的には、「外国人寄り前動向」なんて9:05には忘れてしまう程度の重要性しかありませんが・・)

出来高が倍近く異なっていても、膠着するときは膠着する。外国人動向もアメリカの休みの影響をほとんど受けない。こういう視点で見ると、普段自分が頼っている情報が如何に頼りないか認識せざるをえません。

なお、個人的な感覚では、先々々週→今年の最高値と読んだ売りと、決算等による上ブレ期待の買いがぶつかった膠着。
先週→材料出尽くしたが、調整も進んだので、上にも下にもいけない膠着。
と二つの週の本質的な動きは、まったく違うという捉え方をしております。

 

泣いても笑ってもあと1ヶ月で2005年が終わります。
終わりよければ全てよし、ボーナスに期待です・・(できないなあ・・

 

某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)

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