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魔の30分の間、トレーダーは何をしているのか?
某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)

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皆様、鰊です。

インフルエンザがまだ落ち着いていない中、ちょっと暖かくなったと思ったら花粉が飛び交い始めたようで、現代人は休まる時がありません。

さて、休まる時がないと言えば(相変わらずセンスの感じられないこじつけですね。)、12時半から13時の「魔の30分」。

大証の225先物が動いているのに、その原資産を主に扱っている東証がお休みの時間帯です。日経新聞でも大々的に取り上げられるようになってご存知の方も多いと思います。

前々からこの時間帯は、「CME(シカゴの日経225先物市場、日本時間の夜間に取引されています。)のように数字が動いているだけで、味気ない」と良くない評判だったのですが、直近は「先に始まる大証の225先物のせいで株式市場が崩されている」と悪玉に挙げられております。

しかし、きちんと流れを見れば、大証が悪いわけではなさそうです。

というのも、株式市場が崩れる時は、

ランチバスケットで売り優勢になる
→シンガポールで225先物が売られる(12時半以前に開いているので)
→日経225先物が売られる
→現物が売られる、となる時が圧倒的に多いからです。

要するに、先物が崩されるから株式市場が崩れる、ではなくその前の段階から崩れているわけです。
先物云々ではなく、現物の需給が既に売りに傾いているのです。

直近の下げ相場の手仕舞いによって、ランチタイムバスケットが大幅売り越しの日の多く、その場合、バスケットで投資家から買い取った証券会社は市場で売らざるをえませんし、それによって崩れると見た先物ディーラーが売り仕掛けを行うことは当然です。

とはいえ、ランチバスケットの売買状況やシンガポールの225先物の急に注目されるようになったは事実です。

今までは、シンガポールが先に下落していても「まあ、12時半にならないと流れは分からない」と悠長に構えていたのに、東証が開く何十分も前から画面を注視しなければなりません。

また、ランチバスケットなんて気にしたこともなかったであろうファンドマネージャー氏から「今日はどっち?」とか電話がかかってきます。

挙句に、証券会社から「今日は計○○○○億円のバスケットがあったはずなのに、うちは○○○億円しか見えてないんですよ。残りの○○○億円の内容知りませんか?」とかヒアリングされるし。(運用会社には情報が集まってくるので・・)

こちらとしても、実際の金額は分からなくても、ランチバスケットを行っていれば、他の機関投資家が売り越しか買い越しかの感触は分かるので、みんなでMTGもどきを行ったり。

東証の開始が遅くなってのんびり出来ると思ってたら、逆に仕事が増えてしまったようです。
まさに魔の30分・・・。

ちなみに「言いたいことは分かるけど、なんで最近になって注目されるようになったのか、後場の開始繰上げは今に始まったことじゃない」と聞かれると、「多くの投資家が注目するようになったから」としか答えられません。


某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
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