┏ ――――――――――――――――――――――――――――― ┓
新規公開株式情報の東京IPO
http://www.tokyoipo.com/
┗ ――――――――――――――――――――――――――――― ┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日経225miniと日経225のトレンドと驚きの事実

某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3連休、如何お過ごしでしょうか?鰊です。土曜日の正午からメルマガを書いている辺り、色々と思うところはありますが、考えても虚しくなるだけなので気にしないことにします。

さて、欧米にならって小口化された日経平均先物、いわゆる日経225miniですが、相変わらず盛り上がっているのかそうでないのか、良く分からない状況が続いております。

使ってらっしゃる個人の方は多いのでしょうか?機関投資家も使っているのか?

7/18の上場時にはこういったデータが揃ってなくて、マーケットのへの影響を予想することもできなかったのですが、いつのまにか日経225並にデータを取得できるようになっておりましたので、ここから何が読み取れるのか、ご報告したいと思います。

まず、9/29の12月限で証券会社別建玉残高上位15社(QUICKから)。
あまりにも数が多いので「証券」は省略します。関係者の方々すみません。

売り越し上位を見ると、ダントツでみずほ13288枚。続いて、
三菱UFJ 5570枚
ドレスナー 3549枚
松井 1630枚
トレイダーズ 1004枚
野村 1000枚
日興CS 900枚
オリックス 578枚
MS 454枚
光世 330
以下、マネックス、KABU.COM リテラクレア、日興シティ、GSとなります。

買い越しでは、ABNアムロがブッチギリ21223枚。以下、
BNPパリバ 5720枚
Bキャピタル1542枚
ソジェン 606枚
カリヨン、リーマン、廣田で7位までしかありません。

機関投資家がメインであることは日経225と変わらないようです。みずほ、ABNアムロがなぜこんなポジションなのかは分かりませんが、小さいほうが使い勝手が良かったのでしょうか。
まさか、あ、あれですか?ご、ご、誤発注?そんなわけありませんね。たぶん、maybe、probably。

野村の1000枚ジャストは、最大手ゆえの付き合いというか余裕というか、システム接続も兼ねてのポジションなのでしょうか?

とりあえず個人投資家のシェアは低そうです。リテールを持っている三菱UFJが上位に顔を出しておりますが、松井、トレーダーズよりもアグレッシブに取引する顧客を有しているとは思えませんしそもそもHPを見る限り先物取引サービスは行っていないようです。

とはいえ、日経225の12月限の売り建玉も松井421枚(14位)、トレイダーズ306枚(15位)なので、miniの方が個人投資家のシェアは大きいということが言えるのかもしれません。

いずれにしろ売りの方しかポジションがないことは興味深いです。ヘッジ目的なのでしょうか。

ここで、「ちょっと待て」とおっしゃりたい方も多いかもしれません。「個人はデイトレーダーも少なくないはず。シェアを見るならポジションではなく、投資家別月間取引状況をチェックしないと意味がない」と。

ご安心を。そこらへんは抜かりありません。正直言いますと、このレポートに取り掛かってから、気づいたポイントではありますが。

では、投資家別月間取引状況(9/4〜9/29)。

総計 1,421,765枚(売り710,606枚、買い711,159枚)
自己 470,610枚(237,061 233549)
個人 611,793枚(306,898 477,610)
外国人 323,392枚(158,631、164,761)

何と何と個人シェアがトップです。12月限以外も含まれているようですが、メイン市場は12月限なので、問題ないはず。3回見直しましたが、これが事実のようですね。

軽く驚きました。ポジションがあれだけなのに、取引高のシェアが大きいってのは相当短期で回ってるのでしょう。上記は週末の建玉なので、翌週に持ち越したくないって投資家が平日よりも多いことは想像つきますが、それを考慮してもデイトレードが多そうです。

ひまわり等には建玉がなかったので、ひょっとして全然駄目なのかと思ってましたが、収益源にはなっている可能性もあります。松井、トレイダーズもネガティブインパクトではなさそう。

規模はまだまだ日経225には敵わないので、miniがマーケットを動かす日はなさそうですが、いずれ裁定取引業者が入りやすくなる日もくるのかもしれません。

それと外国人が入っているのも意外。証券会社の建玉が偏っているのはこの辺の関係もありそうです。

特にABNアムロは数少ない日対外国人の日経225miniのサービス提供会社なのか
もしれません。
未確認ですが。

あと、嫌な予感がしたのは投資信託も取引を行っていること。うちのFMが発注したいと言っても割高だし、扱っている証券会社少ないし、システムも対応してないし、拒否しようと思ってたのですが・・・。
パッシブなのか、もしくは規模が小さいファンドなのか。

手口は?という厳しい突っ込みには、「いずれ。。。」と回答させてください。
今、手元に資料がありません。
QUICKから取れなかったのかなあ。


某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
メールはこちら ⇒ nishin-for-t-ipo@hotmail.co.jp

(c) 1999-2005 Tokyo IPO. All rights Reserved.