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2007. 9.25 No.535



『お詫び、そしてメディアとして責任を再認識 』 

 

先週の木曜日の夕方にJASDAQ市場への新規上場を承認された日本マニュファクチャリングサービスの情報掲載に誤りがあった。

日本マニュファクチャリングサービスはもちろんのこと証券関係の各方面からも即座にご連絡を頂き当方は早急に対応をさせていただいた。

当日、私は九州に居たのだが誤掲載の事実を知り、翌日の朝一番の飛行機で帰京して日本マニュファクチャリングサービスに誤掲載の説明とお詫びにお伺いした。

対応いただいた役員の方にはお詫びを申し上げ経緯をご説明させていただいた。その役員の方も以前から東京IPOのメルマガの読者で私のブログもお読みいただいていた東京IPOファンだということがその場でわかった。

お話の中でわかったことは、JASDAQに上場承認されてもさほど多くの投資家がJASDAQのサイトを見ているわけでもなく、やはり東京IPOに掲載されることで投資家や会社関係者も知りうることになるので、東京IPOのサイトに掲載されることを心待ちにしていただいていたようだ。

私たちにとっては、年間三桁の会社が新規上場してくる中の1社に過ぎないのだが、ひとつひとつのIPO企業にとっては会社の歴史の中で1度しかない記念すべき出来事である。

その重要な記念すべき内容が間違ってメディアに掲載されることはその会社にとっては大変心外な気持ちになるのは当然のことであり、我々も細心の注意をもってデータの入力ができていなかったことは深く反省すべきことである。

東京IPOは新規公開株の情報サイトとしては日本で一番早く正確にサイトに掲載するという自負があった。今年の6月にはNTTドコモの公式サイトにも取り上げていただいて、更なる情報提供のスピードアップを目指したのだが、「早く」が優先しすぎて「正確に」が欠如してしまったのである。

私が東京IPOのサイトを運営するようになってから5年間が過ぎようとしているが、部分的なデータの入力ミスにとどまらず、財務データ以下のデータをすべて誤って入力すると言ったミスはいまだかつてなかったことであり、我々に少なからず慢心があったことを戒める機会とさせていただきたい。

2002年10月上旬に当社にて東京IPOを引き受けて運用するようになったが、この間にメールマガジンの読者は1万7千人から5万人と3倍になり、アクセスされるユーザ数も月間十数万人から60万人を超して3倍以上にまで増えてきた。

それだけ社会的に認知度が向上してきたということである。

東京IPOはユーザやメルマガ読者から料金を頂いているわけではないが、その情報の精度については民間の各種メディア同様に正確を期する必要がある。

もし間違った情報を流したら、その情報がどこまで影響するのかをスタッフ一同が良く理解しておくべきであることを今回は改めて感じた次第である。

今回、ご迷惑をおかけした日本マニュファクチャリングサービスの会社の皆様と東京IPOのユーザの皆様には、この場をお借りしてお詫びして今後このようなことのなき様に細心の注意を払ってオペレーションすることをお約束したい。

インターネットとは言え、メディアとしての責任を強く再認識させていただきました。

今後とも東京IPOを宜しくお願い申し上げます。

 

 

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東京IPO編集長 西堀敬  column@tokyoipo.com