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コモディティWeeklyレポート  |
- ≪原油≫NY原油は引き続き100ドルを中心とした横ばい推移
- ≪金≫FOMCの長期の低金利政策が強い支援材料になる
- ≪コーン≫足元は上値重そうだが先高感が強くなっている
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更新:2012年1月30日 |
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3月のIPO件数は当初13社が取引所で上場承認されたが、東証2部へ上場予定であった常和ホールディングスが上場を延期したために12社となり新興株式3市場が始まった2000年以降では最低の件数となった。その内訳は東証マザーズ5社、JASDAQ3社、NEO、大証ヘラクレス、東証2部、名証セントレックスがそれぞれ1社であった。
3月の株式市場は、円ドル為替レートが3月中旬に一夜にして100円台から95円台に突入する急速な円高を受けて、日経平均株価は3月17日のザラ場中に昨年来安値となる11,860円を付けた。このような環境の中でIPO銘柄の初値は公募価格に対して6勝6敗の成績となった。この優勝劣敗は3月末の株価まで引きずっており、初値で公募価格以上を付けた6社が公募価格を維持し、初値が公募価格割れとなった6社がそのまま公募価格割れとなった。3月末で公募価格を維持している6銘柄を分析すると、5銘柄は東証マザーズ、4銘柄はIT関連事業である。
また年初からのIPOの合計は21社となり、こちらもまた2000年以降最低の件数となった。4月のIPOも1社が上場承認されているだけで、1月−4月のIPO件数でも同様に最低数となる。 2000年から昨年までの4月のIPO件数を振り返ると最低件数が03年の12社、最高件数が06年の20社であった。そして今年がわずか1社に留まる背景として考えられるのは期越え上場がなくなってきたことにありそうだ。期越え上場とは例えば3月決算企業の場合、決算日である3月31日が過ぎた後にIPOすることを言う。過去8年間において4月のIPOをみると平均で8社が期越え上場であった。
この期越え上場日のタイムリミットは直近の決算数値が固まる株主総会開催日であることから、例年5月、6月にもいくつかの3月決算企業の期越え上場企業が登場している。こちらも過去8年間の平均が9社あったことから、もし仮に期越え上場がこのままなくなってしまうとするならば、IPO社数の大幅な減少につながりそうだ。年初に2008年は暦年ベースで100社を割り込むと書いたが、この調子で行くと80社前後に落ち着く可能性も出てきた。
4月に入って株式市場も少し落ち着きを見せるようになってきたが、直近にIPOした銘柄のセカンダリー市場での今後の株価動向について占いたい。
まず昨年1年間に新興株式3市場に新規上場した銘柄の株価動向をみる。
2007年IPO銘柄 対公募価格騰落率
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銘柄数 |
2007/12/29 |
2008/1/31 |
2008/2/29 |
2008/3/31 |
| 東証マザーズ |
23 |
48.9% |
29.2% |
30.4% |
30.8% |
| JASDAQ |
46 |
-20.3% |
-36.8% |
-35.8% |
-42.9% |
| 大証ヘラクレス
|
25 |
-1.9% |
-23.2% |
-24.2% |
-32.3% |
市場別の対公募価格騰落率の推移を見るとわかるように、東証マザーズに上場した23銘柄は平均値ではあるが公募価格を30%超上回った水準で推移している。この30%はちょうどIPOディスカウント率の水準であり、上場後に決算を挟んでいないとするならば適正な株価で評価されていると考えられる。しかしながら大証ヘラクレスとJASDAQに上場した銘柄はいまだに下値の目処が立たない状況にある。
この市場間格差の原因であるが、株価バリュエーションの高低よりも市場のモメンタム(勢い・方向性)にあると考えると説明がつきそうだ。そしてこの市場のモメンタムを測るには出来高や売買金額の推移を見るのが適している。
東証マザーズ市場の月別売買金額の推移を見ると、2007年9月がボトムでマザーズ指数が昨年来安値を更新した3月ですら9月の売買金額を割り込んではいない。一方、株価パフォーマンスが最悪のJASDAQ市場は3月に至っても月間売買金額は昨年来の最低水準を更新し続けている。つまり資金が回転している東証マザーズ市場とまったく回転していないJASDAQ市場で株価パフォーマンスは明暗を分けているといえそうだ。
IPO株の今後の動向を占うにあたって、3月末に公募価格を維持している東証マザーズ銘柄よりも、公募価格を大きく割り込んでいる大証ヘラクレスとJASDAQ上場銘柄に注目していきたい。どの銘柄をピックアップするかについての解説は他の方に譲りたいが、もしJASDAQ市場やヘラクレス市場での売買金額3ヶ月連続して増加したらニューマネーが入り込んで市場のモメンタムが強くなっていると考えて、公募価格割れの銘柄に食指を動かす時期が到来したと考えてもいいだろう。 |
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証券会社の国際部と海外現地法人に10年勤務。気象情報会社ウェザーニューズの財務部長、米国E-Commerce会社日本法人のCFO&COOを歴任後、2000年IRコンサルティング会社フィナンテックに入社。同社取締役。
日本テクニカルアナリスト協会検定会員。
著書に『No.1情報サイト 東京IPO編集長が教える!IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンク クリエイティブ出版)新聞、マネー誌、TV出演他、講演多数。
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