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 更新:2012年5月14日
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虚業のゆくえ(経済サスペンス小説)

宙に浮く年金記録の存在により、年金に対する不信感が増しています。同時に老後マネーの準備は、自助努力において早いうちから始めなければ!と認識された人も多いはずです。

さらに、平成19年度からは団塊世代の大量退職が始まったため、セカンドライフに関するマネー特集やセミナーなどを、見聞きする機会が増えていることから、なおさら身近に感じられることでしょう。

では、老後マネーはいったいいくら準備すればよいのでしょうか?結論から言えば、万人に共通する正解の金額はありません。


というのは、老後マネーは「いつ(何歳)、どこで(住まい)、だれと(配偶者)、どんな風に過ごすか」で、1人1人準備する金額が異なってくるからです。

ただし、万人が共通して認識しなければならないことが1つあります。老後マネーを考える際、「平均寿命」ではなく「平均余命」で考えるということです。

皆さんが知っている平均寿命というのは、今年生まれた人が、あと何年間生きることができるのかという期間のことで、男性で79歳、女性で85.81歳(平成18年簡易生命表)となっています。

一方、平均余命とは、皆さんの同世代で既に亡くなられた人をはずしたデータで、たとえば現在60歳の人が、あと何年間生きられるのかというものです。

表にある通り、60歳の人は男性の場合22.41年、女性の場合27.92年。平均寿命と比較すると、男性で3.41年(歳)、女性で2.11年(歳)、長く生きることになるのです。

70歳まで、80歳までというように、長生きするほど平均寿命とのカイ離が大きくなる。つまり、セカンドライフは私たちが思うよりも長い=それだけ老後マネーの必要額は増えてしまうのです。

 ◆各年齢の平均余命

年齢

男性
女性
40 歳
40.25年
46.66年
45 歳
35.56年
41.86年
50 歳
31.00年
37.12年
55 歳
26.60年
32.48年
60 歳
22.41年
27.92年
65 歳
18.45年
23.44年
70 歳
14.69年
19.12年
75 歳
11.31年
15.04年
平均寿命
79.00年
85.81年



有限会社ファイナンシャルリサーチ 代表

さまざまなメディアを通して、投資の啓蒙や家計管理の重要性を説いている。 金融商品は貯蓄型商品から株式、投資信託などの投資型商品まで精通しており、 金融商品マニアと称されることもある。また、ラジオ日経の看板番組、ファイナ ンシャルBOX木曜日のパーソナリティやテレビの出演などもこなす旬のFPの1人。近著に「お金がみるみる貯まる家計そうじ術入門」、「図解金融機関に進められた商品の中身がわかる本」共に講談社などがある。

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