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運用を始める前に、金融資産の棚卸しをしようということを前回述べさせていただきました。棚卸しも済み、いよいよ運用だ!と考え、どんな金融商品で運用すれば、どのくらい儲かるんだろうと皮算用しているあなた!ハッキリ言って焦りすぎです。
具体的な金融商品に落とし込む前に、まだまだやらなければならないことがたくさんあるのです。言い換えれば、きちんと手順を踏むことによって、最終的に選ぶべき金融商品は、おのずとある程度の数に絞りこまれているのです。 |
| 棚卸しが済んだら、今度はお金の色分けをしなければなりません。
退職金を含む手持ち資金は、単にひとかたまりのものではなく、セカンドライフにおけるさまざまな目的に応じたお金のかたまりなのです。
2回目のお話の中で、わが家の生活費を把握しようと述べましたが、大多数の人は、実際に入ってくる公的年金の額よりも生活費のほうが多いはずです。ということは、差額分を今ある手持ち資金を取り崩して充当していかないと、現状の生活を維持することができなくなる、つまり当面の生活費に充てる資金です。
この生活費に充てるお金は、減らしてしまうと生活の維持が難しくなるのですから、金利がいくら低くとも、安全確実に運用しなければなりません。ごく普通に考えれば、短期の預貯金などで運用することになります。 |
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続いて、イザという時に備えるお金。
年を重ねるごとに、人はだれでも体力が落ちてきて、若いときよりも体調を崩しやすくなっています。医療保険などに加入されている人も多いのでしょうが、医療保険だけで全てを賄うことはできません。 |
したがって、病気やケガなどで入院した場合などを想定して、一定の金額を備えておくべきでしょう。このお金も、減らしては不安感が増すことになりますので、やはり安全確実に運用するのが基本になります。
ただ、生活費充てるお金と比較すると、やや運用期間は長めにすることができますので、中長期の預貯金や国債などで好利回りを狙うことも可能でしょう。 |
さらに、子どもや孫に残すお金を考える必要もあるはずです。
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| 子どもや孫にお金を残すか残さないかは、人それぞれですが、残されるのであれば、誰に、いくら、どんな形で残すのかを考えて置くべきでしょう。現金で残すよりも、相続時に優遇措置がある生命保険がベースになるはずです。 |
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そして、残ったお金、いわゆる当面の間使う予定のないお金が余裕資金。つまり、本格的に運用を考える必要があるお金ということになる。本人の自由にできるお金なので、株式や投資信託、外貨建て商品などで、積極的に運用することもできるのです。
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有限会社ファイナンシャルリサーチ 代表
さまざまなメディアを通して、投資の啓蒙や家計管理の重要性を説いている。 金融商品は貯蓄型商品から株式、投資信託などの投資型商品まで精通しており、 金融商品マニアと称されることもある。また、ラジオ日経の看板番組、ファイナ ンシャルBOX木曜日のパーソナリティやテレビの出演などもこなす旬のFPの1人。近著に「お金がみるみる貯まる家計そうじ術入門」、「図解金融機関に進められた商品の中身がわかる本」共に講談社などがある。 |
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