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思っていたより少し（？）早く、ユーロドルは１．５ドルを超えてきましたね。
前回、本欄で示した「上昇三角形」をあまりにもキレイに完成させ、昨年１１月から幾度もつけていた１．４９ドル台の高値を上抜けてきました。それと同時に、ＮＹ金価格も２月末時点で９７５ドルを示現。ＮＹ原油とともに史上最高値を日々更新する状況となっています。
結果的に、これで「金価格とユーロ／ドルの相関が強い」ということがあらためて証明されることとなりました。
加えて、昨今のユーロ／ドルの動きは非常にテクニカル分析的なアプローチが有効であるということがよくわかります。
ここで、以下に表示したチャートを用い、そこに確認できる幾つかのポイントをチェックしてみましょう。
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まず、０７年８月安値から同年１１月高値までの上昇局面に、絵に描いたような「Ｎ波動」が認められます。
このＮ波動は「上昇� 廣諭崢汗亜廣諭崗緇梱◆廚嚢柔�され、基本的に「上昇� 廚涼余紊�り幅と「上昇�◆廚涼余紊�り幅は等しくなるとされています。よって、「調整」完了後の次の上値目メドは計算によって容易に求めることができ、実際に０７年１１月高値は計算によって求められた数値（＝Ｎ計算値）にほぼ等しくなっています。
次に、０８年８月安値から同年１１月高値までの上昇幅＝Ａと、その後の調整幅＝Ｂの関係に注目します。
その対比は「１００対３８．２」になっており、俗に言う「３８．２％押し」の水準できっちり調整が完了していることがわかります。周知のとおり、この３８．２％は「フィボナッチ比率」の１つで、他に６１．８％、１．３８２倍、１．６１８倍などがあり、さらに派生比率として７６．４％、２３．６％などがあります。
このフィボナッチ比率の最もポピュラーな使い方が「リトレースメント（＝戻り）」であり、たとえば上昇相場がしばらく続いた後に転換点を迎えて下降相場に転じたとき、当面の下値メドを推し量る場合に（もちろん、その逆の場合にも）便利に用いられます。
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