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このところ相場の潮目に大きな変化が現れてきていることは既にお気付きでしょう。
もちろん、それは世界的な金融危機に対する「緊急事態モード」が解かれ、それまでの「超悲観」に対する修正がなされはじめているためです。
振り返れば、今年1〜3月のベストポジションは「債券買い・株式売り」、「ドル売り・コモディティ買い」でした。
しかし、3月18日に開催された(米)FOMC会合以降は、それまでに積みあがったポジションの巻き戻しが顕著となり、日米独などにおいて債券が急落。株式には見直し買いが入り、ドルにもショートカバーの買いが入っています。
その一方で、金や小麦、大豆などのコモディティには利食い売りが浴びせられ、ヘッジファンドなど投機筋による資産配分の見直しが急速に進んでいることがわかります。

ただ…原油価格だけは相変わらず、連日のように史上最高値を更新し続けているような状況。
これは多分に地政学リスクの高まりが影響しているものと見られ、その意味では特殊要因による価格上昇と考えることができます。
また、いまや「金融商品」としての性格を強めた原油価格が投機筋に弄ばれていることも事実で、そうだとすると元々足の速い資金が、目先的にも原油先物市場で利食いの動きを見せる可能性は否定できません。

つまり、原油価格の一段の上昇によって上値を押さえられてきたドルは、一時的にも原油価格が調整色を強めることで、多少なり上値を拡大する可能性がある…。もちろん、米国の実体経済がこれから本格的に悪化することは避けられそうもなく、その意味でドルの上値は自ずと限られるわけですが、かといってヘタに売り込むことも難しい…といったところでしょうか。

次のチャートは、今年3月に95.71円の安値をつけて以降、リバウンド局面を迎えているドル/円の日足です。
そこに3本のサポートラインを引くことで、いわゆる扇型トレンドライン(=ファンライン)を描画してみました。



テクニカル分析のセオリーでは、ファンラインの3本目が非常に重要な分岐点とされており、3本目のサポートラインを明確に下抜ければトレンドは下方に転換、3本目のサポートラインで明確に反発すれば元のトレンドは継続するものと考えます。

つまり、このチャートを見る限りでは、いまだドル/円の上昇トレンドは継続しているものと考えられ、1本目および2本目のサポートを下抜けたからといって、ここで「売り」を仕掛けるには相当の慎重さが求められるということになります。

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