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ついに、クライスラーが米連邦破産法11条の適用を申請する運びとなった。ただし、これは法的整理を活用して経営再建を目指すためのもので、米政府による全面支援は今後も継続されるとあって、グローバル投資家によるリスク回避の動きは限定的なものに留まっている模様だ。

4月30日の昼しがた(日本時間)、(伊)フィアットとの交渉が決裂したとの1報が日本国内にも伝わり、その直後はドル/円ならびに日経平均株価が一時的にも弱含む場面もあった。しかし、ほどなくドル/円ならびに日経平均株価は値を戻し、最終的に30日の日経平均株価は前日終値比+334円と、大型連休中にもかかわらず大幅高。巷では「NYダウの1万ドル台乗せも近い!?」と囁かれ、ドル/円も98円台奪回に向かうなど、基本的にクライスラー問題には反応薄の展開となった。

そうでなくとも、件の「豚インフィルエンザ」に対するWHOの警戒レベルが「フェーズ5」にまで引き上げられ、世界景気全般への悪影響が懸念されるところとなっているにも拘らず…外国為替相場や日米の株式相場にあっては、思いの外、楽観的なムードが高まっているという些か「意外な(?)」展開となっている。クライスラー問題はすでに大方織り込み済みだったとしても、インフルエンザの問題は、今後、時間をかけてその影響が案じられる可能性もあろう。正直な印象としては、ややノーテンキに過ぎる市場動向と言えなくもない。

もちろん、このところ発表されている米経済指標の多くが比較的強い内容となっていることも事実で、たとえば4月30日に発表された(米)4月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)も08年9月以来の高水準となった。

いずれにしても、ドル/円の底堅さを強く感じる展開となっていることは間違いない。

下のチャートに見るように、このところのドル/円は4月6日に高値を付けて以降、しばらく下降チャネルの中で推移し、4月28日は一時的にも95円台を垣間見ることとなったが、結局、28日の安値は長めの下ヒゲを伴ってチャネル下限で下げ止まり、同日の終値は一目均衡表(日足)の「雲」上限を下抜けなかった。

確かに、4月24日にはチャート上に見る下値サポートを下抜ける動きとなり、一時的にも弱含みの展開となったが、ほどなく底入れ反発し、30日にはチャネル上限をブレイクする動きとなった。


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