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また、残念なことに日本は天然資源に乏しいという点が第3のリスク。
ごくごく平たく考えても、グローバル投資家にとって今後魅力に映る国々・地域というのは、やはり天然資源が豊富なところということになるでしょう。それは、例えばカナダであり、オーストラリアであり、ブラジルであり、南アフリカであり…。少なくとも日本ではなさそうです。
もはや「モノ」の時代であり、今後も長らく資源価格の上昇、高止まりは続くこととなるでしょう。そんななか、天然資源の大半を輸入に頼る日本は価格上昇の影響をモロに受けることとなり、家計消費をはじめとして経済活動全般が停滞する恐れがあります 。

何より、日本には固有の構造的問題が潜んでいると思われている点が第4のリスクです。
世界の著名なエコノミストは、これまでにも誰もが口を揃えて日本の構造問題を指摘しています。総じて言えば、いまだ日本は「鎖国状態」と映っているようで…戦後長らく、幾度も指摘されている数々の事柄が何十年経っても一つとして解決していない…。現下においても福田政権下において再び「バラマキ」が復活し、族議員が復権している状況をグローバル投資家は強烈に嫌気しています。

年初から少々暗い話題で恐縮至極ではありますが…。
以上、ここに挙げた 日本のリスクというのはどう頑張ってもひっくり返せない現実であり、日本の潜在的リスクとして既に世界中の人々によって認識されています。ただ、いまはそれが顕在化していないだけ…。
世界市場において、潜在的なリスクが顕在化するのは取り巻く状況とタイミング次第です。もっと平たく言いますと、グローバル投資家が自らの取っているポジションを正当化するための口実=材料として使える状況が整うかどうかなのです。

現在は、米国のサブプライム問題とその余波、金融(レバレッジ)バブルの見直し、米国が抱える双子の赤字、ユーロの対等とドルに対する不信などといった材料の方が他に優先しているので、日本リスクなるものは水面下に放置されていて顕在化していません。外国為替相場のサイクル、順番から言っても暫くはドル売り優先で結果的に円買いを伴う時間帯に入っています。

逆説的であり、多分に皮肉めいていますが…08年という年は日本にとって「結構いいカンジ」の年になるものと思われます。出遅れ感が強まっている日本株には見直し買いが入り、株価上昇による資産効果がある程度は景気実態をも浮揚させることとなるでしょう。不動産投資利回りと円金利のイールド・ギャップは魅力の投資先として今しばらく日本の地価を支えるでしょうし、福田政権の「バラマキ」も目先のことだけを言えば「ヌルマ湯」の状態を醸し出すこととなりそうです。
しかし、それは次にやってくる「ツケの精算」までの僅かな時間的猶予に過ぎないのではないか…。



第4回「往く年を振り返り、来る年を占う・・・
第3回「なぜ、外為取引にはテクニカル分析が有効なのか?
第2回「ドル/円相場は、今後しばらく円高基調が続く!?
第1回「急激な円高局面で、あらためてFXの魅力を再確認


1964年東京都生まれ。 慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、引いては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。 週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。
自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。 テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」のレギュラーコメンテータ、フジテレビ「めざましテレビ」、「ほんまでっかニュース」の経済ご意見番などを務める。


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