Tokyo IPO Contents Menu
メルマガ登録 |
ＩＰＯ最新情報や今話題の様々な金融商品をタイムリーにご紹介するほか、資産運用フェア、ＩＲセミナーのご案内など情報満載でお届けしています！
 |
|
|
前回の本欄で、筆者は「ユーロ／ドルが一段と上ブレした場合、次のメドは１．６２ドルと考えることができそう…」と指摘しました。また、ＷＴＩ原油価格については「３月１３日につけた高値＝１１１．６０ドルというのは、実は非常に重要なチャートポイントであった」とも指摘しています。
結果的に、本稿執筆時までの高値はユーロ／ドルが１．５９ドル台、ＷＴＩ原油先物価格（期近）は１１１．８０ドルとなり、それぞれ高値到達後は一気に調整モードに入ることとなりました。つまり、いずれもテクニカルな見地から「当面の上値メド」とされていた水準において、目先、天井打ちしたことになります。
加えて言えば、ＮＹ金先物価格（４月限）も直近高値＝１０３３ドル到達後に大幅調整。以前から、当面のメドは１０２６ドルとされていましたから、これもテクニカル分析における「当面の上値メド」に近い水準で目先の天井を打ったことになります。
このところドル／円と逆相関の関係が強まっていたユーロ／ドルやＷＴＩ原油価格、ＮＹ金価格が調整モードに入ったことで、ドル／円は３月１７日の安値＝９５．７１円で底入れして反発。同時に、ドル／円と「正」の相関関係が強まっている日経平均株価は１万２８００円台までの戻りを見ています（３月１７日の安値は１万１６９１円でした）。
|
| 以下のチャートに見るとおり、日経平均株価は０３年４月の安値＝７６００円台から０７年３月の高値＝１万８３００円まで見事なまでにエリオットの５波動（黒線）を描いて上昇しました。セオリーどおり、１波と５波の高さ（＝上げ幅）はほぼ同程度で、３波の高さは１波の１．６１８倍に近い水準となっています。 |
 |
０７年３月高値で天井打ちした後に見られたリトレースメントは、０３年４月安値からの上げ幅の３８．２％押し、５０％押しという水準を次々と下抜け、次なる下値メドは６１．８％押しの１万１６８９円と見られていましたが…。
結果的に、直近安値（３月１７日）は「６１．８％押しより２円だけ高い」水準＝１万１６９１円でしたから、とりあえず「底入れしたのではないか」といった見方が多くの市場関係者に共通するものとなっています。
なお、チャート上の黒線は「プライマリーサイクル」とされているもので、その波は１〜４年規模。それよりも大きな波動である「サイクル」という次元の波は１０年程度の持続期間があるとされ、チャート上では赤線によって表記しています。この考え方に基づきますと、サイクル級の波動は「現在、�暁箸猟貘任岨�期にさしかかっているのではないか」、あるいは「既に、�掲汎�りしたのではないか」といった仮説を立てることができます。 |
|
