仮に、直近安値の１万１６９１円をボトムにサイクル級�掲箸貌�ったのだとすれば、�掲箸虜能�的な上値メドは�鞠箸旅發機福瓧泳�０７００円）を１．６１８倍した数値を直近安値（＝１万１６９１円）に足した水準＝２万９０００円（？）ということに…。もちろん、現段階においては「少々信じがたい目標値」ということになるのでしょうが、ここにきて一部のエコノミスト、アナリストが「２万数千円」という水準を意識したコメントをし始めていることだけは、頭の片隅においておきたいものです。
いずれにしても、日経平均が目先底打ちしたとするならば、連動性の高いドル／円にも多少の上値余地が生まれてくるということになるのですが…。
これは、あくまでも「日経平均株価が今後、順調に戻り歩調を辿る」ということを前提としていますので、その点はお忘れなく。先に述べました日経平均株価のサイクル級�暁箸箸いΔ里蓮△發箸發函孱祁遒泙任里匹海�」で終わるものとされており、場合によっては「もうひと波乱」あるかもしれません。
現に足下では、ひとたび大きく下押ししたユーロ／ドルが再び史上最高値近辺まで急激に戻してきており、場合によってはあらためて節目とされる１．６２ドルに挑戦する（？）可能性も否定できなくなってきました。
なお、一説によりますと、欧米金利差から逆算した場合、ユーロ高・ドル安の許容水準は１．６２ドルになるのだそうで、同水準を超えた場合にはユーロ参加各国から相当に「強い懸念」が表明されることとなりそうです。最終的には、ＥＣＢが辛抱できずに介入する可能性もあり、まだしばらくはユーロ／ドルの動向を注視し続ける必要があるでしょう。
また、以前述べたかと思いますが、ドル／円の価格推移に認められる８−９ヶ月（安値）サイクルは０７年１１月安値を起点にスタートしているものと考えられ、その終点は今年の７−８月ごろになるものと思われます。そう考えると、いましばらくはドル／円の上値にも自ずと限度があるということになります。
筆者が個人的に描いているのは「今後、ユーロ／ドルや原油価格が明らかな調整モードに入ったとき、その後、しばらくはドル／円や日経平均株価に出直りの動きが見られることとなる」というシナリオなのですが…その転換点が訪れるのは「４月〜７月のどこか」という少々期間に余裕を持たせた（アバウトな）ものになってしまいます。
これをファンダメンタルズ的にフォローしますと、やはり日本の１−３月期、４−６月期という２四半期は将来への悲観が高まるタイミングであり、日経平均株価もそう易々と上値余地を拡大するわけには行かない…。５月上旬までに出揃う上場企業の０９年３月期業績予想は相当に「保守的」なものとなるでしょうし、日本の１−３月期ＧＤＰ成長率は０７年１０−１２月期が高めの数値（実質で年率＋３．５％）であったことの反動により、少々寂しい数値となることでしょう。
それが日経平均株価の頭を押さえることになりかねません。
一方、前回の本欄で指摘した「その日」（＝米景気の先行きに対する市場心理がなべ底に達する重要なきっかけが提供されるタイミング）が訪れるには、まだ数ヶ月を要するものと思われます。果たして「いつ？」、「どのような形で？」米国において公的資金が動き始めるのか…。事実上、既に動き出しているとも言えるのですが、まだ強烈なインパクトをもたらすには至っていません。もちろん、既に決まっている「戻し減税」の効果が目に見えて現れるのも５月〜夏ごろにかけてのことと思われます。
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第9回「
