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前回の本欄では、原油先物価格とユーロ/ドルに目先リバウンドの可能性があることを指摘しました。
ユーロ/ドルに関しては「場合により8月21日、22日の高値=1.49ドル前後が意識される可能性も否定はできません」と記しておきましたが、案の定、9月22日には一時1.4866ドルにまで上昇し、8月21日、22日の高値に接近することとなりました。一方、WTI原油先物(期近物)価格も9月22日には一気に1バレル=130ドルちょうどまで上昇し、1日の上げ幅としては史上最大を記録するに至っています。ちなみに、9月22日に原油先物価格とユーロ/ドルが買い進まれたのは「米金融安定化策に懐疑的な見方が広がったから」(?)との解釈が当時は為されていました。
 
その実、WTI原油先物価格を買い煽ったのは、7月に1バレル=147ドル台の史上最高値をつけに行く段階で、結果的に高値掴みしてしまった一部のファンドや、そうしたファンドに買いを推奨した一部の大手金融機関などであるものと思われ、それがゆえに、かえって市場はしらけてしまった感があります。いくらなんでもあまりに急激なリバウンドが生じたため、むしろリバウンドは短命に終わってしまった模様です。その結果、9月29日のNY市場では、WTI原油先物価格が96ドル台で引け、ユーロ/ドルは1.45ドルをあっさりと割り込む格好となりました。
 
もともと、原油価格は11月〜1月に安値をつける傾向が強く、先の急騰でリバウンドが終了したものと考えた場合には、まず直近安値であるところの90.51ドルが目先の下値メドとなり、これを割り込んだ場合には、前回の本欄で指摘した87ドル前後の水準をメドとする下値トライに向かうものと思われます。この87ドルという水準は、07年1月安値の49.40ドルから08年7月高値の147.27ドルまでの上げ幅に対して61.8%押しの水準です。
さらに、87ドル前後の水準をも割り込んだ場合の次の下値メドを弾き出しておくと、それは06年7月高値までさかのぼった78ドル前後ということになります。一応、頭の片隅に置いておくといいでしょう(下チャート参照)。




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