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かつて日銀は2001年から5年間に渡って量的金融緩和を実施した。その結果、当初5兆円だった日銀当座預金口座の残高目標は段階的に引き上げられ、最大35兆円となった。それだけ大量のベースマネーが供給されたわけである。さらに、当時の日銀は「時間軸政策」と呼ばれる手法まで導入し、一定の条件が整うまで金融緩和を続けると宣言することで「しばらくは緩和が続く」との見方を市場に浸透させる=長めの金利を安定させることに前向きに取り組んだ。

こうした過去の「実績」について、いまの日銀は「量が直ちに景気を押し上げる効果をもったかどうかについて明確な答えはない」とし、その実施に後ろ向きなのである。よって、大きな流れとしての円高・ドル安は今後もしばらく続くこととなろう。

それにしても、昨年8月15日の高値=110.66円に始まって12月17日の安値=87.11円にまで至った円高・ドル安はあまりにも急激であったし、少々オーバーパースであったと見るべきであろう。その意味で、今年1月6日の高値=94.64円までの戻りは当然のことであったし、これでリバウンド終了とするには日柄も値幅も不十分ではないかと思われる。


目下のドル/円は、昨年12月17日安値=87.11円から今年1月6日高値=94.64円までの上げ幅に対する76.4%押し=88.80円のあたりで下げ渋っているように見られる。
再び87.11円を試す可能性も全面否定はできないが…同水準を下抜けて一段の円高が進むと見るのは少々無理があるのではないか。米企業の10―12月期決算の発表が一巡し、いよいよオバマ政権発足、大規模景気対策実施というイベントが進むなかで、むしろ当面はリバウンド基調が強まる可能性も十分にあるものと筆者は考えている。
 
現在、少々強めのレジスタンスとして意識されている90円を明確に突破すれば、目先はあらためて94.64円を試す展開が想定される。
94.64円をブレイクした場合、次の戻りメドは昨年11月高値=100.54円から12月安値=87.11円までの下げ幅の61.8%戻し=95.40円
また、昨年10月安値=90.82円から11月高値=100.54円までの上げ幅を12月安値に足した水準(チャート上の赤線)=96.83円も一つの戻りメドと見ておきたい。

2009年1月 vol.1 もはや「金利」はドル売り材料にはならない…


1964年東京都生まれ。 慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、引いては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。 週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。
自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。 テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」のレギュラーコメンテータ、フジテレビ「めざましテレビ」、「ほんまでっかニュース」の経済ご意見番などを務める。

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