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下のチャートの下段には「21日移動平均線とのかい離率」を表示している。それが26日の高値到達時点ではプラス6.5%にも達しており、これは近年、稀に見る高水準と言える。確かに、過去の高値到達時点を見ても、せいぜい2.5%程度までであったことがわかる。併せて、89日移動平均線とのかい離率も確認すると、やはり26日の高値到達時点におけるプラスかい離の水準は、目先的に反落しやすいレベルであったことがわかる。
その意味で、このところ些か急ピッチで上昇してきたドル/円には、ある程度の日柄&値幅調整が必要ということになりそうだ。


とはいえ、現段階においては「いまだドル/円の戻り相場は基本的に終わっていない」と考えることができる。
上のチャートをあらためて見ると、長らく下降し続けてきた89日移動平均線が横向きから上向きに転じつつあるなかで、下から上昇してきた21日移動平均線が89日移動平均線を突き抜けようとしているのがわかる。つまり、ゴールデンクロスの示現が確実な状況となっているのだ。
その意味からも、昨年12月17日安値ならびに今年1月21日安値からの「戻り相場」は、いましばらく続くものと基本的には考えることができよう。仮に、そうであった場合には、前述の上値メドを順次試すような展開になるものと思われる。

以下に、筆者が2月初旬以降、実際にドル/円を売買した嘘偽りない履歴を記しておく。

(1)2月11日 買い(新規) 90.30円  ⇒  2月13日 売り(決済) 91.40円
(2)2月18日 買い(新規) 93.17円  ⇒  2月19日 売り(決済) 94.35円
(3)2月24日 買い(新規) 95.14円  ⇒  2月24日 売り(決済) 95.84円
(4)2月24日 買い(新規) 96.11円  ⇒  2月25日 売り(決済) 97.15円
(5)2月27日 売り(新規) 97.83円  ⇒  2月27日 買い(決済) 97.15円
(6)3月02日 売り(新規) 97.65円  ⇒  3月02日 買い(決済) 97.05円

結果、6連勝となった。
ちなみに、2月11日に「ロング」でエントリーしたのは、一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜けたから。
また、2月27日から「ショート」でエントリーしているのは、前述のとおり、50%戻りの水準に達したことと、21日&89日移動平均線とのプラスかい離率がかつてない水準にまで高まったからである。

2009年2月 vol.2 ユーロ/ドルの遅行線に注目!
2009年2月 vol.1 長期金利上昇はドル買い?ドル売り?
2009年1月 vol.2 昨年12月安値からのリバウンドはまだ終わっていない?


1964年東京都生まれ。 慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、引いては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。 週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。
自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。 テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」のレギュラーコメンテータ、フジテレビ「めざましテレビ」、「ほんまでっかニュース」の経済ご意見番などを務める。

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