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実際、このところ米製造業の業況は「やや持ち直し」の兆しも見え始めています。右の表は、米供給管理協会(ISM)が発表した過去12ヶ月の「ISM製造業景況指数」のデータです。

これは代表的な製造業(約350〜400社)の購買担当役員に対するアンケート調査の結果で、基本的には50(%)が景況判断の分岐点となります。


ISM製造業景況指数(PMI/過去12ヶ月)
Month PMI   Month PMI
May 2008 49.6   Nov 2007 50.0
Apr 2008 48.6   Oct 2007 50.4
Mar 2008 48.6   Sep 2007 50.5
Feb 2008 48.3   Aug 2007 51.2
Jan 2008 50.7   Jul 2007 52.3
Dec 2007 48.4   Jun 2007 53.4
Average for 12 months - 50.2
High - 53.4
Low - 48.3
これを見ると、直近の5月分でも50(%)は下回っていますが、2月の48.3(%)を底に上昇に転じているようにも見えます。
また、前回の景気後退期(01年3月〜11月)や前々回(90年7月〜91年3月)には40(%)前後まで数値が低下したのに対して、いまのところ今回の景気調整の深さは浅いものに留まっていると見ることもできます。

こうした底堅さの原因も、やはり前述した世界の高成長地域が裾野を拡げていること、主に資源大国の内需が活発なことにあるものと考えていいでしょう。
 
なお、昨今はあまり意識されていないようですが、実のところ過去6ヶ月間の米国への資金流入は意外にも(?)高水準で推移しています
5月15日に発表された3月の対米証券投資は804億ドルの買い越しとなりました。遡ると、2月は725億ドル、1月は620億ドル、12月は565億ドル、11月は909億ドル、10月は1140億ドルのそれぞれ買い越しとなっており、米貿易赤字の月次平均が600億ドル前後であることを考えると、概ね「資金流入超」という状況が続いているのです。
 
これも、前述したように資源大国が溜め込んでいる膨大なストックと大いに関わっており、たとえばサウジアラビアの対外投資のなかで米国債やドル建て資産の比率が高いことはつとに有名です。もちろん、サウジアラビアにとっては自国の安全保障を米国に依存していることがドル資産への投資と大きく関係しているわけで、今後も同国が政治的安定を求める以上は、突然にドル資産を大幅に減らすというようなことは考えにくいものと言えます。
 
資源価格の高騰が資源大国を潤し、そのことが米国からの輸出増勢につながっている…。とはいえ、資源価格が高騰すると米国の個人消費、引いては景気全体にダメージを与え、それを材料にドル離れしたマネーが資源に向かい、またまた資源価格が高騰するという「悪循環」は大いに問題です。
では、一体どうしたら…。その答えとして、このところポールソン米財務長官をはじめブッシュ米大統領、バーナンキ米FRB議長らが一致団結して「ドル高キャンペーン」を展開し始めました。要は、ドルが安すぎるから原油価格が上がり、それが景気減速の下人になっているなら、その大元であるドル安の問題を解決するのが何よりの近道ではないかと…。
 
どの程度効果があるかは判りませんが、当面は結構強力なドルの下支えになるものと考えていいでしょう。


第14回「シカゴ筋」の動向に目を向けてみよう!」
第13回「ストップロス・ハンティングに気をつけよう!」
第12回「下降が続くユーロ/円の200日移動平均線」
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第10回「当面はユーロ/ドルの行方を注視したい」
第9回「「その日」は着実に近づきつつある・・・」
第8回「「ユーロ/ドルの急上昇にあたり・・・」
第7回「「金」の価格と外国為替相場の相関を考える」
第6回「ファンダメンタルズ&テクニカルで相場を展望」
第5回「いずれ顕在化する!?円売り(=日本売り)リスク」
第4回「往く年を振り返り、来る年を占う・・・」
第3回「なぜ、外為取引にはテクニカル分析が有効なのか?」
第2回「ドル/円相場は、今後しばらく円高基調が続く!?」
第1回「急激な円高局面で、あらためてFXの魅力を再確認」


1964年東京都生まれ。 慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、引いては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。 週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。
自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。 テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」のレギュラーコメンテータ、フジテレビ「めざましテレビ」、「ほんまでっかニュース」の経済ご意見番などを務める。

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